愛媛ならではの『特別』を創造する

歴史的・文化的建造物の新しい楽しみ方として、結婚式やコンサートなどを開催し、非日常でプレミアムな空間を体験する「ユニークベニュー」をご紹介します。
「見る」だけでなく、会場での特別な体験をしながら愛媛の歴史・文化に触れてみませんか?
華やかなりし浪漫の時代が 眼前に蘇るフランス風洋館
旧松山藩主久松家の第15代藩主にあたる定謨(さだこと)伯爵は、陸軍武官として長くフランスに駐在していました。退役後の大正11(1922)年に松山に建てた別邸が萬翠荘です。地上3階、地下1階の鉄筋コンクリート造。木々の緑を背景に凛とそびえる屋根や優雅な連続アーチのバルコニーなど、うっとりするような外観です。内部も一貫した西洋式の意匠で、すべてが本格的なフランス・ルネサンス様式を基調としています。本館と管理人舎の2棟が国の重要文化財に指定されています。

【施設情報】
住所:松山市一番町3-3-7
アクセス:伊予鉄市内電車・大街道駅から徒歩5分
電話番号:089-921-3711
駐車場:あり(普通20台) ※なるべく公共交通機関をご利用ください。
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ポイント

ポイント

・格調高いネオルネッサンス様式の西洋建築で愛媛県で最も古い鉄筋コンクリート造りの建物
・市街中心部に位置するも、喧騒から隔絶される特別な場所にあり大正ロマン溢れる空間
・左右非対称の外観や踊り場壁面の美しく壮大なステンドグラスなど建物全体が美術品

山の神、海の神、渡航の神 古来多くの人々の心の拠り所
しまなみ海道の真ん中あたりに浮かぶ大三島の西側にあり、全国に1万あまりの分社を持つ日本総鎮守です。天照大神の兄神・大山積大神を祀り、本殿・拝殿はともに室町初期に再建された国指定重要文化財。宝物館には全国の国宝・国指定重要文化財の武具類の約8割が保存されています。境内には御神木である樹齢2600年を超える大楠があり、拝殿背後の林地などクスノキ群は国指定天然記念物です。悠久の時が流れる神秘的な雰囲気に一帯が包まれているかのような神社です。

【施設情報】
住所:今治市大三島町宮浦3327
アクセス:西瀬戸自動車道・大三島ICから車で約10分
電話番号:0897-82-0032
駐車場:あり(普通13台) ※他、近隣駐車場の利用可
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ポイント

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・神秘的な雰囲気に一体が包まれているかのような神聖な空間
・本殿正面には、樹齢2600年あまりの立派な御神木がそびえる
・美しい力強さを感じる国指定重要文化財の本殿と拝殿

江戸時代にタイムスリップ 吉田藩の住民気分で町を見る
江戸時代の伊予吉田藩は、武家屋敷や商家が軒を連ねる活気ある陣屋町でした。残っていた建物を移築し、あわせて当時の武家屋敷
などを復元したのがこの施設です。江戸時代の吉田町を歩いているような気分で、歴史を見て学ぶことができます。シンボル的な建
物は商家「法花津屋(ほけづや)」。酒や紙などを卸す問屋業を中心に幅広い事業を手がけた商人の店舗屋敷で、幕末に栄えた豪商の
日々が伺えます。資料などを展示した米蔵ギャラリーや農具・生活用具も再現した農家住宅なども見ものです。

【施設情報】
住所:宇和島市吉田町鶴間1503
アクセス:JR卯之町駅から車で約15分、JR宇和島駅から車で約20分
電話番号:0895-52-4884
駐車場:あり(普通20台/大型1台)
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ポイント

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・江戸時代の吉田町へタイムスリップするかのような空間
・1859年(安政6年)建築の商家を移築復元した豪壮な造りの商家「法花津屋」
・農家の生活用具や農具に触れて、当時の暮らしをリアルに体感

新居浜・別子銅山の歴史を 見つめ続けた近代和風建築
別子銅山を支えた実業家・住友家の初代総理事である広瀬宰平の本邸。明治10年に竣工、後に現在の場所に移築され、明治22年に庭園や新座敷も完成しました。内庭から見て右に母屋、左に新座敷があり、母屋2階の望煙楼からは瀬戸内海も見渡せます。和風建築の中に輸入された避雷針や洋式便器などの近代文化も融合。数奇屋風の意匠をこらした新座敷は要人らを迎え入れる迎賓館としての役割もありました。明治中期の姿を今日に伝える貴重な建物として国の重要文化財にも指定されています。

【施設情報】
住所:新居浜市上原2-10-42
アクセス:JR新居浜駅から車で約20分、新居浜ICから車で約15分
電話番号:0897-40-6333(広瀬歴史記念館 展示館)
駐車場:あり(普通車58台、大型2台)
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ポイント

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・建築家・浦辺鎮太郎が手掛けたモダニズム建築
・美しい“普段の生活”につながるヒントが散りばめられた空間
・展示スペースの壁と吹き抜けを有効活用できる空間

肱川の水面に姿を映し 町を見守る蘇った美しい城
鎌倉時代末期の地蔵ヶ岳城が起源、戦国時代を経て江戸時代には4層4階の天守を成したと伝わります。大政奉還まで13代に渡る加藤家の居城でしたが、明治21(1888)年に天守解体。しかし平成16(2004)年に、大洲城は蘇りました。古来の工法を用いて木造で忠実に復元された天守は、内部も樹齢約250年のヒノキの心柱を軸に圧巻の力強さと美しさを見せます。解体を免れた4棟の櫓(いずれも国の重要文化財)とともに、長い時を経て今も城下を見守っています。

【施設情報】
住所:大洲市大洲903
アクセス:JR伊予大洲駅から車で約5分(徒歩約25分)
     松山自動車道(大洲道路)・大洲肱南ICまたは大洲南ICから車で約5分
電話番号:0893-24-1146
駐車場:無
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・城主気分を味わい、歴史の場面に入り込める空間
・高欄櫓の後方には肱川と大洲の町並みを望む景色が広がる
・樹齢300年以上の木材を使った力強い柱棟や複雑な骨組みが美しい天守

地域と人がつながり生まれる 古くて新しい文化の発信地
江戸時代、商人の宮内兄弟が藩主に願い出て灘町のまちづくりを始めました。そして現在、活気ある商人町の風情を今に伝える宮内小三郎家主屋が、文化創造・コミュニティの場として生まれ変わり、ギャラリーやコンサート、カフェなどさまざまな目的で活用されています。1738(元文3)年に建てられた主屋は、本瓦葺の大屋根やうだつ、出格子など風格の漂う外観。屋内は多目的スペースに改修された部屋のほか、伊能忠敬測量隊を迎えた書院造りの座敷は当時の姿を残しています。

【施設情報】
住所:伊予市灘町123
アクセス:JR伊予市駅から徒歩約3分、伊予鉄郡中線・郡中港駅から徒歩約3分
電話番号:080-2981-6281(専用)
駐車場:普通 15台
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ポイント

・伊予市郡中のまちを拓いた宮内家の現存する住宅(国登録有形文化財)
・280年以上の歴史をもつ町家、“まちの縁側”
・人と人、人と活動、人と地域をつなぐ、市民活動の拠点

ここでご紹介した施設以外にも、県内には特別で、非日常を味わえる施設がたくさんあります。